TGベイトのブレードチューン完全ガイド|エビらない黄金比セッティングと自作手順【BLJを買う前に試したい】

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新製品のTGベイト BLJを買わなくても、手持ちのTGベイトがもっと釣れるルアーになる――そう聞いたら、試してみたくなりませんか?

私が初めてTGベイトにブレードを付けた時は、正直失敗の連続でした。「とりあえず大きめのブレードで、可動部も多めに」と組んだ結果、キャスト後にフックがブレード周りに絡む(エビる)トラブルが多発。さらに、ブレード抵抗が強すぎてTGベイト本来のフォール姿勢が崩れ、思ったほど当たりませんでした。

でもその失敗から学んだことがあります。ブレードは”盛る”ほど良いわけじゃない(抵抗が強すぎると動きが悪くなる)、可動域を減らして飛行姿勢を安定させる(エビり対策が最優先)――この2つです。

この記事では、私が釣行5〜6回、現場での組み替えを含めて20〜30パターンを試して掴んだノウハウを、すべてお伝えします。

この記事で分かること:

  • TGベイトの重さに対する最適なブレードサイズ(黄金比)
  • キャスト時に絡まない(エビらない)具体的な対策
  • 完成品BLJとの詳細なコスト比較

こんな方におすすめ:

  • TGベイトを既に持っているが、もっと釣果を伸ばしたい方
  • サワラ・マダイ狙いでブレードチューンに興味がある方
  • DIYでルアーをカスタムするのが好きな方

それでは、まず結論から見ていきましょう。


【結論】TGベイトのブレードチューンで失敗しない黄金比早見表

迷っている時間がもったいないので、最初に答えを出します。この表を基準にすれば失敗しにくいです。

TGベイトの重さ推奨ブレードサイズブレード形状対象魚
45g以下#0〜#1ウィローサワラ、シーバス
60g#1〜#2コロラド/ウィローマダイ、青物
80g以上#2〜#3コロラド大型青物

なぜこの比率なのか?

TGベイトはタングステン製で比重が高く、小さいボディに重さが詰まっています。そこに大きなブレードを付けると、水の抵抗(投影面積×抵抗係数)が想定以上に大きくなり、本来のヒラヒラとしたフォールアクションができなくなってしまいます。

この黄金比は、「ブレードがしっかり回転しつつ、TGベイト本来の動きを邪魔しない」ギリギリのバランスを狙ったものです。

私がこの比率を見つけるまでに試した回数は、釣行ベースで5〜6回。現場でブレードサイズやリング構成を変えて、20〜30パターンは試しました。

一番しっくり来たのは、60gに#1〜#2(状況でウィロー寄り)のバランスです。潮がそこそこ効いていて、ベイト反応はあるけどルアーが見切られやすい日に、スロー〜中速巻き+小さめのフォールで素直に当たりました。「これだ!」と確信した瞬間でした。

詳しい理論については、後述の「なぜブレードサイズが重要なのか?」で解説します。


TGベイトのブレードチューンで「エビる」原因と完全な対策

「エビる」とは、キャスト時にフックがリーダーやブレード周りに絡みついてしまう現象です。

なぜ絡むのか?

キャスト時、ルアーは空中で遠心力を受けて不規則に回転します。この時、可動部(リング、スイベル、ブレード、フック)が多いほど、各パーツが独立して動き、フックがリーダーを拾いやすくなります。

「スイベルを付ければ大丈夫」と思っていた時期が私にもありました。でも、一般的なスイベル装着だけでは不十分です。物理的に言えば、可動部が多いほど空中で不規則回転しやすくなるからです。

私が一番悔しかったのは、「今日は来る」と思って投げ続けたのに、回収したら毎回エビっていて、実質”釣りになっていなかった“日です。魚を掛ける以前に、ルアーが正しく泳いでいない状態だったわけですから。

その時のセッティングは、可動部を増やしすぎて、リング+スイベル+ブレード+長めのフックみたいな構成でした。ブレードもやや大きめで、空中で不規則に回って絡む典型パターンでした。

ライバルサイトではあまり語られていませんが、熱収縮チューブでスイベルの一部を固定することで、エビりトラブルは劇的に減ります。

具体的な手順:

  1. スイベルのアイ部分(フックが接続される側)に、熱収縮チューブを被せる
  2. ドライヤーやライターで軽く炙り、チューブを収縮させて固定
  3. これにより、フックとスイベルの可動域が制限され、飛行姿勢が安定する

なぜこれでエビらないのか?

チューブで固定することで、空中でのフックの”暴れ”が抑えられ、飛行姿勢が安定します。遠心力による不規則な回転が減り、リーダーを拾う確率が大幅に下がるわけです。

初めてチューブ固定を試した時の実感は、キャスト後の回収で「絡んでない回数が明らかに増えた」ことです。飛行姿勢が落ち着いて、変な回転が減った感じがありました。

体感ですが、絡みトラブルは7〜8割くらい減りましたゼロにはならない日もありますが、「釣りにならないレベルの多発」はほぼ解消しました。

必要なパーツについては、後述の「自作に必要な5つのアイテム」で詳しく解説します。


なぜブレードサイズが重要なのか?アクションを殺さない抵抗理論

ブレードが大きすぎると、水中で「棒」になります。

「棒になる」とは?

水の抵抗は、投影面積(ブレードの大きさ)と抵抗係数で決まります。ブレードが大きいほど、巻いた時の抵抗が強くなり、ルアー全体が水を受けすぎて、本来のヒラヒラとしたアクションが失われます。

タングステンは比重が高いため、同じ重さでも鉛製のジグより小さいボディです。ここに大きなブレードを付けると、「小さいボディに大きな抵抗」というアンバランスが生まれ、フォール姿勢が崩れたり、巻きが重くなりすぎたりします。

「死にアクション」の定義

ブルブル震えすぎるのも問題です。ブレードが大きすぎると、回転による振動が強すぎて、魚が警戒したり、逆にルアーの存在感が薄れたりします。適度な波動とフラッシングのバランスが大切です。

私にも、明らかに「ブレードが大きすぎた」セッティングで釣りをした経験があります。釣り場で「アピール増やしたい」と思ってサイズを上げたら、逆に抵抗が強すぎて動きが重くなりました。

動きは、巻きが重く、フォールでヒラヒラせず”棒っぽい”感覚でした。釣果も伸びず、反応があっても乗らない/追い切らない感じがあったので、結局サイズを落として改善しました。


コロラドとウィローの使い分け|対象魚別の最適解

ブレードには大きく分けて2つの形状があります。

コロラド(丸型):波動重視

  • 回転時の水押しが強い
  • 濁り潮や暗い時間帯でもアピール力が高い
  • マダイ狙いに特に有効

ウィロー(木の葉型):視覚重視

  • フラッシング(光の反射)が強い
  • クリアウォーターで効果的
  • サワラなど視覚重視の魚に有効

対象魚別の使い分け:

  • マダイ: 濁り潮でもアピールできるコロラドが有利
  • サワラ: クリアウォーターでフラッシングを活かせるウィローが有利
  • 青物: 状況によって使い分け(濁り→コロラド、澄み→ウィロー)

私は同じフィールドで、短時間で交互に変えて反応を見たことがあります。

明確に差が出た状況としては、濁りやうねりがある日はコロラドの”押し”が強くて反応が出やすい印象でした。逆に水が澄んでいて見切られやすい時は、ウィローのフラッシングの方が素直に当たることがありました。

実際の組み方については、次のセクションで解説します。


TGベイト ブレードチューンの自作に必要な5つのアイテム

ここでは、「なぜ必要なのか」「どう選ぶべきか」「安物がNGな理由」を先に説明してから、具体的なパーツを紹介します。

なぜ必要? 組む手間を省きたい、失敗したくない初心者の方向け。

選ぶ基準:

  • フックが太軸であること(サワラの歯に耐える)
  • ブレードが大穴仕様で回転しやすいこと
  • スイベルが高品質であること

安物NGの理由: 安価な製品はフックが細く、大型魚に伸ばされるリスクがあります。

おすすめパーツ: ヴァンフック ブレードワークス システムパーツ(BWS)

こんな人におすすめ: 初心者、時間がない人、失敗リスクを最小限にしたい人

デメリット: ブレードサイズの微調整ができない


なぜ必要? ブレードの回転を糸ヨレに変換させないため。ブレードチューンの心臓部です。

選ぶ基準:

  • ボールベアリング内蔵であること
  • 溶接リング付きであること
  • 国産メーカー品であること

安物NGの理由: 私も経験がありますが、安いスイベルを使ったら、負荷がかかった時に回転が渋くなってブレードが回らないことがありました。結果的に糸ヨレも増えて、結局買い直しになりました。

高速巻き時にスイベルがロックすると、ブレードの回転が全て糸ヨレに変換され、数投で使い物にならなくなります。

おすすめパーツ: NTスイベル 溶接リング付 ベアリング

投資して正解だったポイント: 私が一番「投資して正解だった」と感じたのが、このボールベアリングスイベルです。回転が安定するとブレードの仕事がちゃんと出て、トラブルも減るので、ここはケチらない方が結果的に安いと実感しました。


なぜ必要? 前述の「エビらない」対策の核心部分。可動域を制限して飛行姿勢を安定させます。

選ぶ基準:

  • サイズ:フックアイとスイベルを覆える直径(4.0mm推奨)
  • 強度:釣り用として販売されているもの
  • 色:視認性重視なら赤、ステルス性重視ならクリア

安物NGの理由: 100均のチューブは強度不足で、キャスト時の衝撃で破れたり伸びたりするリスクがあります。

おすすめパーツ: オーナー 熱収縮チューブ 4.0mm


なぜ必要? 「その日の正解」に合わせてブレードサイズを変えたい方向け。

選ぶ基準:

  • サイズ展開が細かいこと(#0〜#3)
  • メッキ強度が高いこと(剥がれると反射ゼロ)
  • ウィローとコロラドの両方が揃うこと

安物NGの理由: メッキが剥がれると、フラッシング効果がなくなり、ただの抵抗物になります。

おすすめパーツ: デコイ ローリングブレード


⑤ブレード専用フック

なぜ必要? 標準フックの再利用はNG。ブレードバイト(ブレードへの誤バイト)対策として、太軸+ショートシャンクが必要です。

選ぶ基準:

  • 太軸であること(大型魚に耐える)
  • ショートシャンクであること(ブレードとの干渉を防ぐ)
  • シングル vs ツイン:フッキング重視ならシングル、バラシ防止ならツイン

安物NGの理由: 細軸フックは大型魚に伸ばされ、せっかくのチャンスを逃します。


【手順書】TGベイトにブレードを組み込む実践ステップ

スマホで見ながら作業できるよう、手順を明確にしました。

ステップ1:既存リアフックの除去

  • TGベイトのリアフックを外します
  • プライヤーがあると作業が楽です

ステップ2:スイベルの装着

  • TGベイトのリアアイにスイベルを接続
  • 溶接リング側をTGベイトに接続します

ステップ3:チューブのカット

  • 熱収縮チューブを約1.5〜2cm程度にカット
  • 長さの目安:スイベルのアイ部分を覆える長さ

ステップ4:チューブの熱収縮

  • カットしたチューブをスイベルのアイ部分に被せる
  • ライターまたはドライヤーで軽く炙り、収縮させる
  • 注意:炙りすぎると劣化するので、様子を見ながら

ステップ5:ブレードの装着

  • スイベルのもう一方にブレードを接続
  • ブレードの穴にスイベルのリングを通します

ステップ6:完成チェック

  • ブレードが回転するか手で回してテスト
  • 回転が渋い場合はスイベルの不良を疑う
  • 重要:「回るのに絡みにくい」状態まで詰めること

初めて自作した時、私が一番戸惑ったのはチューブの長さと位置です。短すぎると固定しきれないし、長すぎると動きが制限されすぎるので、最初はちょうどいい塩梅が分かりませんでした。

間違えると失敗するポイント:

  • 可動部を増やしすぎないこと
  • 熱収縮の時に炙りすぎてチューブを劣化させないこと
  • 完成後に必ず回転テストして調整すること

パーツが足りない方は、「必要な5つのアイテム」に戻って揃えましょう。


【実釣インプレ】ブレードチューンTGベイトで釣れた瞬間

ブレードチューン後、初めて魚がヒットした時の状況をお伝えします。

場所: 水深20〜40mのかけ上がり(ベイト反応あり)
時間帯: 朝まずめ〜日が上がる前後
潮の状態: 程よく流れていて、船が少し立つ感じ
アクション: 着底→小さめのワンピッチ→短めフォールの繰り返し(またはスロー巻き+時々止め)
バイトの瞬間: フォール中にラインが”フッ”と止まる感覚
魚種/サイズ: サワラ/マダイ系の反応
セッティング: 60g+#1〜#2(当日の潮や巻き速度で調整)

一発目は偶然の要素もありますが、同じ条件(潮が効く+ベイトがいる+レンジが合う)で、サイズと形状を合わせると似た当たり方が続くことがあるので、再現性は十分あると感じています。

フォール中の「ラインがふっと止まる」感覚――これがブレードチューンTGベイトの最大の魅力です。ブレードが光って魚を引き寄せ、フォールで食わせる。この一連の流れが決まった時の快感は、他のルアーでは味わえません。


TGベイト BLJ(完成品)との比較|コスト vs 手間

「自作するか、完成品を買うか」――迷っている方のために、比較表を作りました。

項目自作チューンTGベイト BLJ
コスト約300円(パーツ代)約2,500円
手間10分程度の作業ゼロ(購入のみ)
カスタム性ブレード交換で微調整可固定仕様
適したシーンフォール、スロー巻き早巻き特化

どちらを選ぶべきか?

  • 時間がない、失敗したくない方: BLJ
  • コストを抑えたい、微調整したい方: 自作

私自身はBLJを使ったことはありませんが、周りで使っている方が多く、よく情報を耳にします。完成品は、特に早巻きや一定速度での安定感が分かりやすいとのこと。一方で自作は、ブレードを替えて**”その日の正解”に寄せられる**のが強みで、スロー寄りの展開や微調整が必要な日は自作がハマりやすい印象です。

完成品が気になる方: ダイワ TGベイト BLJ

自作に挑戦する方: 手順書に戻る


よくある質問(FAQ)

A. 必須です。ブレードの回転がライン直結だと、全て糸ヨレに変換されます。数投で使い物にならなくなるため、必ずスイベルを使用してください。

A. 釣り用以外の工業用チューブでも可能ですが、透明は避けてください(魚に見切られやすい)。100均のチューブは強度不足のリスクがあるため、釣り用の購入を推奨します。

A. 以下を確認してください:

  1. スイベルの回転チェック: 手で回してスムーズか確認
  2. ブレードの変形確認: 曲がっていないか目視
  3. 巻き速度の調整: 遅すぎると回らないことがある

よく読者から質問されるのは、「ブレードが回らない」「エビる」「チューブのサイズが分からない」「スイベルは何がいい?」「標準フック流用できる?」あたりです。

私自身が初心者の時に疑問だったのは、「結局ブレードのサイズはどれが正解?」「直結だと何がダメ?」「リング増やすと何が起きる?」でした。なので、この記事では、まず”黄金比”で迷いを消してから、理由を後追いで理解できる流れにしています。

基本に戻りたい方は、黄金比早見表をもう一度確認してください。


まとめ:TGベイトのブレードチューンで釣果を変える3つのポイント

最後に、この記事の要点をまとめます。

1. 黄金比を守る(抵抗計算)

  • TGベイトの重さに対して適切なブレードサイズを選ぶ
  • 大きすぎると動きが死に、小さすぎるとアピール不足

2. チューブ固定でエビらない

  • 熱収縮チューブでスイベルを固定し、飛行姿勢を安定させる
  • 絡みトラブルが7〜8割減少

3. コスト300円で手持ち資産を最大化

  • 新製品を買わなくても、手持ちのTGベイトの釣果を底上げできる
  • パーツ選びにこだわれば、完成品に負けない性能

今日から始められること: まずはパーツを揃えることから。以下のリンクから、必要なアイテムをチェックしてみてください。

必須パーツ5選:

  1. ヴァンフック ブレードワークス システムパーツ
  2. NTスイベル 溶接リング付 ベアリング
  3. オーナー 熱収縮チューブ 4.0mm
  4. デコイ ローリングブレード
  5. ダイワ TGベイト BLJ(比較用)

あなたの手持ちのTGベイトが、次の釣行で別物になる――その瞬間を、ぜひ体験してください。

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