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ジェットスキー 釣り トラブルで検索したあなたへ。この記事では、私が実際に海上で遭遇した「糸絡み・バッテリー上がり・装備ロスト・塩害・対人摩擦」といったトラブルと、その対策を8つに絞って解説します。
この記事を読めば、「海上で詰む原因」を事前に潰し、万一の時も最短で復旧できる手順が分かります。先に結論:対策1〜2(糸絡み・バッテリー)だけでも生存率が変わります。
この記事で紹介する8つのトラブル対策(目次)
ジェットフィッシングで私が実際に遭遇したトラブル【実録】
※本記事では「ジェットフィッシング(ジェットスキー釣り)」を以降「ジェットフィッシング」と表記します。
初めてジェットスキーで釣りに出た日のことは、今でもはっきりと覚えています。
道具の固定が甘く、少し波を受けただけで荷物がズレる。焦って糸を回収しようとすると、今度は絡む。陸上なら「やり直せばいい」で済む話が、海上では一つ一つが命取りになりかねない現実が、容赦なく迫ってきました。
一番怖かったのは、「止まったら帰れないかも」という感覚が、頭の中で現実になる瞬間でした。携帯の電波が届かないエリアで、潮の流れに逆らえなくなる想像をすると、背筋が凍る思いでした。
あの日、事前に知っていれば防げたことがあります。それは「固定と導線」でした。糸やロープがどこを通るのか、どこに引っかかるのか。工具やナイフ、予備の結束具を最初から積んでおけば、焦りの9割は減っていたはずです。
この記事では、私が実際に経験したトラブルと、そこから学んだ対策を包み隠さずお伝えします。教科書的なマナー論ではなく、**現場で本当に役立った「泥臭い知恵」**だけを凝縮しました。
対策1|インテーク糸絡みトラブルの復旧手順

なぜPEラインは吸水口に吸い込まれるのか
ジェットスキーの推進システムは、船底の吸水口(インテーク)から海水を取り込み、高圧で噴射することで進む仕組みです。この吸水口は常に強い吸引力を発生させており、水中に漂う細いPEラインは、まるで掃除機に吸い込まれるように引き寄せられます。
特に危険なのは、ルアーを投げた直後や、魚とのファイト中です。糸がたるんで水面下を漂うと、一瞬で吸い込まれます。そして一度絡むと、エンジンの回転が阻害され、最悪の場合は停止。海上で漂流するという悪夢が始まります。
このトラブルは「起きないように気をつける」では防ぎにくい傾向があります。起きる前提で、復旧手段を持っておくことが推奨されます。
海上でラインが絡んだ時の応急処置(実体験ベース)
実際に糸が絡んだ経験があります。その時、まず最優先でやったのは無理に吹かさないことでした。焦ってアクセルを開けると、糸がさらに深く食い込み、復旧が困難になります。
安全を確認したら、すぐにエンジンを停止。ニュートラルになっていることを確認してから、船底に潜って状況を把握しました。絡みが浅ければ手でほどけますが、深く食い込んでいる場合は最小限の範囲でカットするしかありません。
- 波高が低く、安全が確保できる状況
- 単独ではなく、必ず見張り役がいる(または近くに他の船がいる)
- 潮流が強い場合や、視界不良時は作業を中止し、曳航を要請する
ここで痛感したのが、普通のナイフと浮くナイフの違いでした。
普通のナイフは「落としたら終わり」という緊張があり、作業に集中できません。一方、浮くタイプなら万が一手を滑らせても回収できる可能性が高まるため、作業効率が上がりやすい傾向があります。実際、焦って手元が滑って落とした時、浮いてくれた瞬間の安心感は言葉にできないほどでした。
水中作業で一番危険なのは、自分の体勢が崩れることです。波で揺れる中、見えないものに手を突っ込む怖さは、やった人にしか分かりません。無理をすれば一気に危険になるため、落ち着いて最短ルートで作業を終える意識が重要です。
糸絡みは起きる前提で備える。浮くナイフがあると復旧作業が安心して行いやすくなります。
対策2|バッテリー上がりトラブルの予防と対処

魚探・GPS使用でバッテリーは想像以上に消耗する
魚群探知機やGPSは、ジェットフィッシングに欠かせないツールです。しかし、これらの電子機器は想像以上に電力を消費します。
一般的な魚探の消費電力は約1〜2A、GPSも同程度。これに加えて、スマートフォンの充電や照明を使えば、3〜5時間の釣行でバッテリーの残量は大きく低下する傾向があります。特に夏場の高温下では、バッテリー自体の劣化も加速しやすいため、注意が必要です。
「いつもは大丈夫だから」という油断が、海上で命取りになる場合があります。
海上でエンジンがかからなくなった時の絶望感
完全にバッテリーがゼロになった経験はありませんが、セルが弱々しくなって冷や汗をかいたことは何度もあります。魚探やスマホ充電を気軽に使いすぎると、地味に効いてきます。
携帯電話の電波が届かないエリアでエンジンがかからなくなったら、潮流に流されるのを黙って見ているしかありません。「助けを呼べない、自力で帰れない」という二重の絶望が、静かに迫ってきます。
だからこそ、ジャンプスターターの携行は強く推奨されます(特に魚探・GPS使用時)。
実際に使った時の手順は、「電源OFF→端子確認→接続→スタート→外す」というシンプルなものでした。落ち着いてやれば数分で完了しますが、焦ると逆に時間が溶けるため、普段から手順を頭に入れておくことが大事でした。
防水性能IP65のモデルであれば、軽いしぶきがかかる程度なら問題ない傾向があります。ただし、海水ジャブ漬けのような使い方は厳禁です。念のため防水バッグに保管し、濡れたら都度拭く運用にしています。
バッテリー上がりは「起きないだろう」ではなく「起きる可能性がある」前提で。ジャンプスターターがあれば、自力で帰港できる選択肢を持てます。
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対策3|装備ロストトラブルの固定術

転覆時の装備ロスト率(シミュレーション)
ジェットスキーは軽量で機動性が高い反面、転覆のリスクも決してゼロではありません。特に波が高い日や、急旋回時には注意が必要です。
固定していない荷物は、転覆と同時に流出する可能性が高まります。クーラーボックスは浮力体にもなるため、適切に配置すれば緊急時の浮き具代わりにもなりますが、流されてしまえば意味がありません。
ロッドには必ず尻手ロープ(リーシュコード)を取り付けましょう。実際に装備を流しかけた経験がありますが、ちょっとしたうねりで置いただけの道具がズルっと動くんです。落ちてから気づくのでは遅いため、以降は徹底的に固定するようにしました。
いろいろ試した結果、ベルト+確実な固定ポイントが最も信頼できました。ゴムだけに頼ると伸びたり劣化したりする傾向があるため、バックアップも含めて二重化が推奨されます。
「置いただけ」は流出リスク大。ベルト固定+リーシュコードで二重化すれば、装備ロストトラブルを大幅に減らせます。
対策4|ロッドホルダー選定の失敗回避
ロッドホルダー選びの失敗談
安いタイプのロッドホルダーで「とりあえず挟めればOK」にしていた頃、波の衝撃でガタつく不安がずっと残りました。最終的に**「深く差さる/ロックできる」タイプ**に落ち着いてからは、安心感が段違いになりました。
走行中にロッドが折れるまではいかなくても、ヒヤッとするズレは経験しています。走行時は立てない・寝かせる・リーシュを取るを徹底すれば、大幅にリスクを減らせます。
ロッドホルダーは「深い差し込み+ロック機能」タイプを選び、走行時は必ず寝かせる。これだけでロッド破損・脱落トラブルを回避しやすくなります。
対策5|塩害トラブルからエンジンを守るメンテナンス

帰港直後の洗浄を怠ると起きる悲劇
海水には塩分が含まれており、これが金属部分に付着すると加速度的に腐食が進む傾向があります。特にエンジンは排気熱で高温になるため、塩分と熱の相乗効果で劣化が早まる可能性があります。
リールの塩噛みや固着も、釣り人にとっては致命的です。一度固着すると、分解清掃が必要になり、修理費用もかさみます。エンジン内部に塩分が残留すれば、冷却水路の詰まりや、インペラ(羽根車)の損傷につながるリスクもあります。
「今日は疲れたから明日でいいか」という気持ちは、よく分かります。しかし、塩害は時間との勝負です。
真水だけでは落ちない塩分を化学的に除去する
帰港後の真水フラッシングは基本中の基本ですが、実は真水だけでは完全に塩分を除去しにくい場合があります。細かい隙間や冷却水路の奥深くに入り込んだ塩分は、物理的に流すだけでは限界があります。
そこで役立つのが、塩分を化学的に分解・除去するケミカルです。専用ミキサーをフラッシングキットに接続し、規定の濃度で使用することで、真水だけでは落ちにくい塩分にアプローチできる可能性が高まります。
使用前後でエンジン音が劇的に変わるわけではありませんが、「調子が落ちにくくなった」という感覚は明確にあります。何より「洗ったつもりの不安」が減るのが大きいですね。
毎回使うのは現実的に難しいため、基本は真水フラッシングをして、**定期的(数回に1回、またはハードに乗った後)**に使う運用にしています。ひと手間増えますが、慣れるとルーティン化できます。長い目で見ると、塩害トラブルのリスク低下=結果的にラクだと実感しました。
使用後はミキサー内部を真水で洗浄し、詰まりを防止する必要があります。この一手間を惜しむと、次回使えなくなるため注意してください。
真水フラッシングに加えて、定期的に塩害除去剤を使うことで、エンジンの寿命を延ばし、長期的なコストを削減できる可能性が高まります。
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対策6|漁師・地元民との摩擦トラブル回避術
漁業権とローカルルールの調べ方
ジェットスキーは機動力が高い分、知らず知らずのうちに漁業エリアや定置網周辺に近づいてしまうことがあります。漁業権が設定されている海域では、遊漁が制限されている場合もあるため、事前確認が推奨されます。
最も確実なのは、地元の漁協に電話で問い合わせることです。「○○海岸でジェットスキーでの釣りを考えているのですが、避けるべきエリアはありますか?」と丁寧に聞けば、ほとんどの場合、親切に教えてくれます。
- 地元漁業協同組合
- 市区町村の水産課・観光課
- 海上保安部(航行安全に関する情報)
暗黙の了解として「定置網から○○メートル以内には近づかない」といったローカルルールも存在する場合があります。密漁と誤解されないためにも、適切な距離感を保ちましょう。
※漁業権や遊漁のルールは地域・水域・自治体等で異なる場合があります。必ず最新情報を公式情報で確認してください。
実際に漁師さんや遊漁船と遭遇した時は、距離を取る・進路を邪魔しない・こちらが先に避けるを徹底しています。釣り優先より安全優先、変に意地を張らないのが一番だと感じました。
強いトラブルまではありませんが、「そこ危ないよ」的に声をかけられたことはあります。悪意というより「事故を防ぐため」だったので、素直に下がりました。
「手を挙げる挨拶」で敵意がないことを示す
遊漁船を見かけたら、大きく迂回した上で手を挙げて挨拶をする。たったこれだけですが、関係が驚くほど変わります。
挨拶して距離を取っていたら、次に会った時に軽く会釈が返ってくるような感じで、空気が全然違います。敵意がないのが伝わるのは大きいです。
ジェットスキーは座位が低く、波があると視認されにくいという問題があります。そのため、視認性向上フラッグを立てておくことも重要です。低い姿勢で見えにくいので、フラッグがあると「気づかれやすい」のが体感できます。特に波がある日は安心感が違いました。
徐行と見張りの徹底は、言うまでもなく基本です。
事前確認(漁協への問い合わせ)+海上での挨拶・距離確保で、対人摩擦トラブルを大幅に減らせます。
対策7|落水リスクを下げるキルスイッチとPFD徹底
キルスイッチ(ランヤード)とライフジャケット(PFD)の重要性
ジェットフィッシングにおいて、見落とされがちなのが落水時の即応性です。
キルスイッチ(エンジン緊急停止装置)は、身体に装着したランヤードがエンジンキーから外れると自動でエンジンを停止する仕組みです。落水した瞬間にエンジンが止まるため、無人で走り続ける事故を防げます。
ライフジャケット(PFD:Personal Flotation Device)の着用は法令上も推奨されています。特にジェットスキーは転覆リスクがゼロではないため、万が一の際に浮力を確保できるPFDの着用が強く推奨されます。
- キルスイッチのランヤードは必ず身体(手首またはライフジャケット)に装着する
- ライフジャケットは「桜マーク」付きの国土交通省型式承認品を選ぶことが推奨される
- 膨張式タイプは定期的なボンベ・作動確認が必要
落水=即リスクです。「自分は大丈夫」という過信が、重大な事故につながる可能性があります。
キルスイッチ装着+ライフジャケット着用で、落水時のリスクを大幅に下げられます。
対策8|出航前チェックで「帰れない」を防ぐ
出航前の最終確認10項目
出航前のルーティンで「これは絶対」というものは、天候・風・潮・帰港予定時刻の再確認と、通信手段と緊急装備の点検です。あと「今日は欲張らない」と自分に言い聞かせます。
「いけるっしょ」で出たら、途中で風が上がって帰りが修行になったことがあります。あと地味に「固定の甘さ」は後悔しやすいです。海上だと取り返しがつかないので。
以下、私が毎回チェックしている10項目です。
- 特殊小型船舶免許の携行確認
- 2海里制限の遵守確認(陸岸から約3.7km以内)
- 夜間航行禁止の確認(日没後は出航しない)
- 天候・風速・波高の確認(気象庁の海上予報を参照)
- 潮汐表の確認(満潮・干潮時刻と潮流の強さ)
- 緊急装備の点検(ナイフ・ジャンプスターター・アンカー・防水ケース入り携帯電話)
- 燃料残量の確認(往復分+予備を確保)
- 通信手段の確保(携帯電話の充電状態・防水ケースの確認)
- 装備固定の最終確認(クーラーボックス・ロッド・工具類)
- 帰港後メンテナンス計画(洗浄剤・工具の準備)
チェックを怠ると、必ず後悔する傾向があります。海上では「あとでやればいい」が通用しません。
風と潮で「帰れない」を防ぐ撤退ラインの目安
海上で最も怖いのは、帰りたくても帰れない状況です。特に風と潮流の組み合わせは、想像以上に体力を奪います。
- 風速:5m/s以上で警戒、7m/s以上で撤退検討
- 波高:1m以上でジェットスキーの操縦が困難になる場合がある
- 潮流:帰路が逆潮になる場合、燃料・時間・体力を多めに見積もる
これらはあくまで目安であり、自身の技量・機体の性能・天候の変化スピードによって大きく変わります。無理をせず、早めの撤退判断が重要です。
出航前チェックリスト+撤退ラインの事前設定で、「帰れない」トラブルを大幅に減らせます。
ジェットフィッシングを安全に楽しむための「三種の神器」
ここまで8つの対策を紹介してきました。これらのトラブルに共通するのは、「起きる前提で備える」という姿勢です。
その中でも、特に現場で「これがなかったら詰んでいた」と感じた装備が3つあります。それが三種の神器です。
- 浮くナイフ(インテーク糸絡み復旧)
- ジャンプスターター(バッテリー上がり対処)
- 塩害除去剤(エンジン劣化予防)
選び方の3つの軸
ジェットフィッシングの装備を選ぶ際、私が重視しているのは以下の3つの軸です。
- 緊急性:海上トラブルで「今すぐ必要」になるか
- 耐久性:塩害・水没に耐えられる可能性があるか
- 携行性:限られたスペースに収納できるか
スペックが高くても、実際の現場で使えなければ意味がありません。逆に、地味でも「これがあれば詰まない可能性が高まる」という装備こそが、本当の意味での三種の神器です。
①モーラナイフ Floating Serrated Knife(浮くナイフ)
- ブレード素材:ステンレススチール
- ハンドル素材:コルク
- 刃長:約96mm
- 全長:約235mm
- 刃厚:約1.4mm
- 重量:約49g(ナイフのみ)
- 付属品:シース(プラスチック製)
なぜこのナイフが推奨されるのか
インテークに釣り糸が絡んだ時、海上で頼れるのは自分の手とナイフだけです。普通のナイフは落とせば回収が困難です。焦る状況で「落としたら詰む」という緊張は、作業効率を大きく下げます。
コルクハンドルで水に浮く設計のこのナイフは、万が一手を滑らせても回収できる可能性が高まります。実際に海に落として浮いているのを回収した経験がありますが、あの瞬間の安心感は言葉にできません。「これ普通のナイフだったら詰んでたな」と思いました。
波刃(セレーション)は、PEや細いロープに対して「引くだけで仕事する」感じがあり、いざという時に頼れます。切れ味や使い勝手の満足度は高いです。
- 使用時は必ずリーシュコード(別売)などで手首と接続することを推奨します。
海に落としても浮いて回収できる安心感を、手元に置いておけます。
②NOCO GB40 ジャンプスターター
- ピーク電流:1000A
- 対応エンジン:ガソリン車6.0Lまで、ディーゼル車3.0Lまで
- サイズ:長さ170×幅81×高さ43mm
- 重量:約1.1kg
- 防塵・防滴性能:IP65(ポートカバーが閉まっている状態)
- 機能:LEDフラッシュライト、USBモバイルバッテリー機能
なぜこのジャンプスターターが推奨されるのか
魚探やGPSを使いながら釣りをしていると、バッテリーの消耗は想像以上に早く進む傾向があります。海上でエンジンがかからなくなったら、潮に流されるのを黙って見ているしかありません。
IP65の防塵・防滴性能を持つこのモデルは、塩水のしぶきがかかる環境でも比較的安心して保管・使用できる可能性が高まります。実際に使った時の手順は「安全確保→端子確認→接続→始動→外す」というシンプルなもので、落ち着いてやれば数分で完了しました。
手元が濡れていると作業しづらいので、乾いた布や手袋があると助かります。毎回「何回できる」と断言はしませんが、少なくとも「1回で終わり」ではない安心感がありました。釣行前に充電状態を確認する運用にしています。
- 完全に水没させると故障の原因になるため、ジップロックや防水バッグに入れて保管してください。
「電波が届かない海域」でも、自力で帰れる選択肢を確保できる可能性が高まります。
③SALT-AWAY 原液+ミキサーセット
- セット内容:原液946ml、専用ミキサー
- 適合:ジェットスキー、船外機、車、トレーラー等
- 使用方法:専用ミキサーをホースとフラッシングキットの間に接続して使用
なぜこのケミカルが推奨されるのか
真水でフラッシングしても、細かい隙間や冷却水路の奥深くに入り込んだ塩分は完全には除去しにくい傾向があります。塩害は時間をかけて確実にエンジンを蝕む可能性があります。
このケミカルは、塩分を化学的に分解・除去する仕組みです。専用ミキサー付きで、ジェットスキーのフラッシング口に接続しやすいのも利点です。
使用前後でエンジン音が劇的に変わるわけではありませんが、「調子が落ちにくくなった」という感覚は明確にあります。何より塩害を溜めない安心感が大きいですね。
釣行頻度にもよりますが、まとめて買うより「修理1回の出費」を思うと安いと感じました。定期ケアでトラブル回避できるなら十分元は取れると思っています。
- 使用後はミキサー内部を真水で洗浄し、詰まりを防止する必要があります。
エンジンの寿命を延ばし、長期的なコストを削減できる可能性が高まる「見えない保険」です。
【比較表】三種の神器の選定基準
| 項目 | モーラナイフ Floating | NOCO GB40 | SALT-AWAY |
|---|---|---|---|
| 解決するトラブル | インテーク糸絡み | バッテリー上がり | 塩害によるエンジン劣化 |
| 緊急性 | 高(海上で即必要になる場合がある) | 高(漂流リスクに直結する可能性) | 中(予防的メンテナンス) |
| 耐久性 | 高(ステンレス刃) | 高(IP65防塵防滴) | 高(ケミカル自体は劣化しにくい) |
| 携行性 | 非常に高い(49g、浮く) | 中(1.1kg、防水バッグ推奨) | 低(据え置き使用推奨) |
| 使用頻度 | 低頻度(緊急時) | 低頻度(緊急時) | 定期(数回に1回) |
| スキル要求 | 低(切るだけ) | 低(接続手順のみ) | 低(ミキサー接続のみ) |
【まとめCAT】海上で”詰まない”ための3つの装備
ジェットフィッシングのトラブル対策は、この3つがあれば大幅にリスクを下げられる可能性が高まります。
まとめ|ジェットフィッシングは「備え」が8割
これからジェットフィッシングを始める人に一番伝えたいのは、「釣果より安全」です。
ジェットスキーは自由度が高い分、トラブル時に詰みやすい乗り物です。しかし、「起きる前提」で装備と手順を決めておくだけで、楽しさが段違いになります。
今回紹介した8つの対策は、私が実際に海上で「これがなかったら詰んでいた」と感じたものばかりです。スペックの高さではなく、現場での実用性にこだわって選びました。
法律・マナー・装備の三位一体で安全を確保すれば、ジェットフィッシングは経験を積むほど楽しくなります。
まずは無理せず、安全に戻れる範囲でポイントの引き出しを増やしていきましょう。季節ごとに狙いを変えながら、装備の最適化も詰めていく。そのプロセス自体が、ジェットフィッシングの醍醐味です。
海は逃げません。焦らず、備えて、楽しみましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: ジェットスキーで釣りをするには免許が必要ですか?
A1: 特殊小型船舶免許が必要です。また、陸岸から2海里(約3.7km)以内に航行に制限がある場合があり、日没後の航行についても禁止・制限がある場合があります。
※規制や運用は地域・水域・自治体等で異なる場合があります。必ず最新情報を公式情報(海上保安庁・運輸局等)で確認してください。
Q2: インテークに糸が絡んだ時、自力で復旧できますか?
A2: 浅い絡みであれば手でほどける場合もありますが、深く食い込んでいる場合は水中でラインをカットする必要があります。浮くナイフがあれば、作業効率と安全性が向上する傾向があります。
※水中作業は波高が低く安全が確保できる場合のみ実施し、危険と判断した場合は曳航を要請してください。
Q3: バッテリー上がりを防ぐにはどうすればいいですか?
A3: 魚探やGPSの使用時間を把握し、必要以上に電力を消費しないことが基本です。ただし、完全に防ぐのは難しいため、ジャンプスターターの携行が強く推奨されます(特に魚探・GPS使用時)。
Q4: 真水フラッシングだけでは不十分ですか?
A4: 真水だけでは、細かい隙間や冷却水路の奥深くに入り込んだ塩分を完全に除去しにくい場合があります。定期的に塩害除去剤を使用することで、長期的なエンジンの健康を保ちやすくなる傾向があります。
Q5: 漁師さんとトラブルにならないためには?
A5: 事前に地元の漁協へ問い合わせてローカルルールを確認し、海上では大きく距離を取って手を挙げて挨拶することが効果的です。視認性向上フラッグを立てることも推奨されます。
※漁業権や遊漁のルールは地域・水域・自治体等で異なる場合があります。必ず地元の漁協・自治体・海上保安部等に確認してください。
Q6: クーラーボックスやロッドを固定する必要はありますか?
A6: 必須です。固定していない荷物は、波の衝撃や転覆時に流出するリスクが高まります。ベルトと確実な固定ポイントを使い、バックアップも含めて二重化することが望ましいです。
Q7: 出航前に絶対確認すべきことは何ですか?
A7: 天候・風速・波高・潮汐表の確認、緊急装備の点検、燃料残量の確認、通信手段の確保、装備固定の最終確認が重要です。チェックリストを作って毎回確認することを推奨します。
Q8: キルスイッチとライフジャケットは必須ですか?
A8: キルスイッチ(ランヤード)の装着とライフジャケット(PFD)の着用は、安全上強く推奨されます。落水時の即応性を高め、重大な事故を防ぐ可能性が高まります。


