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鉛ジグで反応がない日、潮が緩い時間帯、ベイトが小さくて追い切れない状況——そんな場面で「もう一つの選択肢」を持っているかどうかが釣果を分けます。
鉄ジグは、比重7.85という鉛よりも軽い素材特性によって、フォール速度が遅く「魚に見せる時間」を長く作れるメタルジグです。速く探すだけでは釣れない魚に対し、ゆっくり見せて口を使わせる——この「間」こそが、鉄ジグの本質です。
そして、見せる時間が長いからこそ、鉄ジグの人気カラー選びは釣果に影響しやすいです。鉛ジグ以上に「魚に見られる時間」が長いため、状況に合わせたカラーローテーションが重要になるのです。
※「鉄ジグ」はNature Boysの登録商標として扱われる場合があります。本記事では一般名詞的に”鉄素材(スチール)ジグ”の文脈で説明します。
この記事では、マリン・釣りブログ運営者として、実釣検証を重ねた経験をもとに、鉄ジグの人気カラーと状況別の選び方を解説します。
結論:迷ったら「アルミシルバー/レッドゴールド/グロー系」
基準色は「アルミシルバー」/高活性・朝マズメは「レッドゴールド」/ローライト・深場・濁りは「グロー系」
鉄ジグ 人気 カラーは「見られる時間」で決まる
鉄ジグは”見られる時間”が長い→色の質が重要
鉄ジグと鉛ジグの最大の違いは「比重」です。一般に鉄は比重約7.8台、鉛は約11.3台とされており、この数値の差が、フォール速度・滞空時間・引き抵抗という3つの釣果要素に直結します。
比重の差が生む「滞空時間」
- 鉄の比重:約7.85
- 鉛の比重:約11.3
同じ重さ(例:145g)のジグを作った場合、鉄は鉛の約1.4倍の体積が必要になります。体積が大きいほど水の抵抗を受けやすくなるため、フォール速度が遅くなります。
実際に使ってみると、鉛ジグは「スッと消える」ように沈んでいくのに対し、鉄ジグは「ワンテンポゆっくり」落ちていく感覚があります。ジャーク後のホバリング時間も、鉛と比べて明らかに長く、魚に見せる時間が増えたことを実感できました。
フォール速度が遅い=魚に「色」を見せる時間が長い
魚が追い切れない状況では、速く落ちるルアーは見切られてしまいます。特にベイトが小さい日や、活性が低い時間帯では、この差が釣果に直結します。
潮が緩い日に、鉛ジグでは「落ちて終わり」だったレンジで、鉄ジグに変えたらフォール中にコツっとバイトが入った——この経験から、「見せる時間の差で口を使った」と確信しました。
だからこそ、鉄ジグでは「魚に見られる時間」が長いぶん、カラー選択の重要性が鉛ジグ以上に高まります。状況に合わせた人気カラーのローテーションが、釣果を左右するのです。
【状況別】鉄ジグのカラーローテ方程式
鉄ジグのカラー選びで迷わないために、状況別の基準を整理します。
基準①:時間帯で色を切り替える

| 時間帯 | 推奨カラー | 理由 |
|---|---|---|
| 朝マズメ・夕マズメ | レッドゴールド・ピンク系 | 赤系は水中で目立ちやすく、高活性時に効果的 |
| 日中(晴天) | アルミシルバー・ブルー系 | ナチュラルな反射が見切られにくい |
| ローライト・曇天 | グロー系・チャート系 | 視認性が高く、暗い状況でアピール |
基準②:水深で色の濃さを調整
- 浅場(40m以下) → ナチュラル系(シルバー・ブルー)
- 中深場(50〜80m) → 中間色(レッドゴールド・ピンク)
- 深場(80m以上) → グロー系・チャート系(視認性重視)
水深が深くなるほど、光の波長が届きにくくなります。深場では赤系が黒く見えるため、グロー系やチャート系が有効になる傾向があります。
基準③:水の濁りで色を変える

- 澄潮 → ナチュラル系(シルバー・ブルー)
- 普通〜やや濁り → レッドゴールド・ピンク系
- 濁り → グロー系・チャート系(強アピール)
濁りが強い状況では、視認性の高いカラーが有利です。逆に澄んだ水では、ナチュラル系の方が見切られにくくなります。
鉄ジグ人気カラー3選【状況別ローテーション】
実釣検証をもとに、状況別で使い分けられる人気カラー3色を厳選しました。すべてスイムライダーショート145gで統一しています。
鉄ジグ人気カラー比較表
| カラー | 向く時間帯 | 向く水深 | 向く水質 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アルミシルバー | 日中 | 40〜80m | 澄潮〜普通 | 基準色・ナチュラル |
| レッドゴールド | 朝夕マズメ | 50〜100m | 普通〜やや濁り | 高活性・アピール |
| グロー系 | ローライト | 80m以上 | 濁り | 視認性・深場特化 |
①アルミシルバー|基準色・オールラウンド
Nature Boys(ネイチャーボーイズ) メタルジグ スイムライダーショート 145g アルミシルバー
迷ったらまずこの色から。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 重量 | 145g |
| 素材 | 鉄 |
| カラー | アルミシルバー |
| 推奨時間帯 | 日中 |
| 推奨水深 | 40〜80m |
| 推奨水質 | 澄潮〜普通 |
ナチュラルな反射が特徴で、見切られにくい基準色です。日中の澄んだ水〜普通の水質で、最も安定した実績を持ちます。
潮が速い・水深がある・手返しが必要という3つが揃った日ほど、この色で底が取りやすくてしゃくり続けても疲れにくいため、結果的に「当たる時間まで投げ続けられた」のが大きかったです。
推奨状況: 日中、澄潮〜普通の水質、基準色として常備したい時
②レッドゴールド|高活性・朝マズメ特化
Nature Boys(ネイチャーボーイズ) メタルジグ スイムライダーショート 145g レッドゴールド
朝夕の時合いを逃したくない時に。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 重量 | 145g |
| 素材 | 鉄 |
| カラー | レッドゴールド |
| 推奨時間帯 | 朝夕マズメ |
| 推奨水深 | 50〜100m |
| 推奨水質 | 普通〜やや濁り |
赤系の強いアピール力で、高活性時や朝夕のマズメ時に効果を発揮します。水中で目立ちやすく、魚の追いが良い状況で真価を発揮します。
潮が緩くて魚が追ってこない日でも、フォールのローリングで「見せて食わせた」時の手応えは忘れられません。ジャークで飛ばすというより、落として見せる釣りに寄せたら反応が出ました。ベイトが小さい日ほど効いた印象です。
推奨状況: 朝夕マズメ、高活性時、やや濁りがある時
③グロー系|ローライト・深場・濁り特化
Nature Boys(ネイチャーボーイズ) メタルジグ スイムライダーショート 145g グロー系
暗い状況・深場での視認性を確保したい時に。
※グロー系カラーは在庫状況により商品ページが変動するため、検索結果から「グロー」「チャート」などの蓄光・高視認カラーを選択してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 重量 | 145g |
| 素材 | 鉄 |
| カラー | グロー系 |
| 推奨時間帯 | ローライト・曇天 |
| 推奨水深 | 80m以上 |
| 推奨水質 | 濁り |
蓄光性・高視認性で、暗い状況や深場での存在感を高めます。濁りが強い時や、光量が少ない状況でアピール力を発揮します。
表層だけ流れていて、下が効いている二枚潮で、普通のジグだと姿勢が崩れて「どこ泳いでるか分からない」状態になった時です。視認性の高いカラーに替えたら、バイトのタイミングが掴みやすくなり、底取りとレンジ維持が一気にラクになりました。
推奨状況: ローライト、深場(80m以上)、濁りが強い時
鉄ジグ初心者が失敗しないための3つのポイント
鉄ジグは使い方次第で釣果が大きく変わります。初心者が陥りやすい失敗を避けるための3つのポイントを解説します。
①最初の1色は「アルミシルバー」から
いきなり癖の強いカラーを買うと、状況が合わない日が多く「投げたけどよく分からない」時間が増えてしまいます。
最初から癖が強い色を選んで、状況が合わない日が多かったのが失敗でした。結果的に、鉄ジグの良さを掴むまで遠回りしました。初心者ほどナチュラル系から入った方が早いです。
汎用性のあるアルミシルバーは、時間帯・水質が多少ズレても対応しやすく、カラーローテの基準が作れます。まず「基準の一色」を作ってから、状況特化色に広げる方が失敗が少なくなります。
②フックは「抵抗を減らす」が鉄則
鉄ジグの浮遊感を殺さないためには、フック選びが重要です。
- 基本は「フロントシングル(またはツイン)」のみ
- リアフックは「抵抗」になりスライドを殺すため、青物狙いでは外すのがセオリー
- ※根魚狙いなど、フォール主体の場合のみリアを装着
鉄ジグはスライド幅が広いため、リアフックを付けるとリーダーを拾ってエビる(テーリングする)確率が上がります。軽量で強靭なフックを選び、鉄の特性を活かすセッティングを心がけましょう。
③錆び対策は「使用直後が最重要」
鉄ジグの最大の敵は錆びです。対策は「使用直後」にどれだけ手をかけるかで決まります。
『帰宅してから洗う』で間に合うと思っていたのが失敗でした。鉄は濡れたまま放置すると進行が早いので、学んだのは「使用直後が勝負」ということです。
現場では「濡れたまま密閉しない」を徹底しています。使い終わったジグは海水を軽く落として、別の小袋または通気のあるケースに一時避難。帰港したら真水で流して、タオルで水気を取ってからケースに戻します。家に帰ったら必ず完全乾燥(ドライヤーまたは陰干し)までやります。
クーラーに入れっぱなしは厳禁です。乾燥が甘いと結局錆びるので、最後の「完全乾燥」までをセットにしてください。
鉄ジグに合うタックル|ロッド・リール・ライン
鉄ジグの特性を活かすには、タックルバランスの見直しが有効です。
ロッド:低弾性〜中弾性推奨(入力しすぎ防止)
鉛用の硬いロッドでは、鉄の「間」を活かしにくくなります。少ししなやかめのロッドにして「必要な分だけ入れる」ようにすると、フォールや止めの時間が作りやすくなり、食うタイミングが増えました。
硬いロッドで強くしゃくると、ジグが暴れて見切られる感じがあって失敗しました。今は「入れすぎない」方向に寄せることで、バイトが増えて納得しています。
リール:ハイギア不要(巻き抵抗が少ないため)
鉄ジグは引き抵抗が少ないため、ハイギアでなくても十分に手返しができます。巻き取りの安定性を優先する方が、レンジキープやフォール管理がしやすくなります。
ライン:PE1.5〜2号、リーダー6〜8号
鉄ジグは軽い入力で動くため、ラインは太すぎない方が感度とアクションの両立ができます。PE1.5〜2号あたりが、鉄の「漂い」を殺さないバランスになります。
まとめ:鉄ジグは「見せる時間」が長いからカラーが効く
鉄ジグの本質は、比重7.85という物理特性が生む「食わせの間」です。
速く探すだけでは釣れない日ほど、魚は速い動きについていけないことが多くあります。そこに合わせて「追いつける速度・見切られにくい間」を作れるのが、鉄ジグの強みです。
そして、見せる時間が長いからこそ、鉄ジグでは人気カラーのローテーションが釣果に直結します。状況に合わせたカラー選択で、鉛ジグでは拾えなかった魚を仕留めることができました。
鉄ジグを使い始めて、釣りの考え方が「速く探す」だけでなく「見せて食わせる時間を作る」発想に変わりました。反応がない時にただ重さや色を変えるのではなく、フォールの質や止めの間を変えるという引き出しが増えたのが一番大きいです。
価格は鉛の1.5〜2倍程度ですが、塗装の耐久性と釣果で投資価値を感じやすいです。最初の1色は「アルミシルバー145g」がおすすめです。錆び対策さえ徹底すれば、長く使える武器になります(※メンテナンス次第)。
よくある質問(FAQ)
Q1. 鉄ジグと鉛ジグ、どちらを先に買うべきですか?
A. 最初は鉛ジグから始めることをおすすめします。鉛ジグで基本的なジギングの動作や底取りの感覚を掴んでから、鉄ジグを追加する方が使い分けの理解が深まります。
Q2. 鉄ジグは必ず錆びますか?
A. 適切なメンテナンスを行えば、錆びのリスクは大幅に減らせます。使用直後の真水洗いと完全乾燥を徹底すれば、長期間使用できます。
Q3. 鉄ジグは初心者でも使えますか?
A. 使えます。ただし、底取りの感覚や適切なジャーク力など、基本的なジギング技術があると鉄ジグの特性を活かしやすくなります。
Q4. 鉄ジグでも青物は釣れますか?
A. 釣れます。特に低活性時や潮が緩い状況では、鉛ジグよりも有利に働く場面があります。
Q5. カラーは何色持っていれば十分ですか?
A. 最低限「アルミシルバー」「レッドゴールド」「グロー系」の3色があれば、ほとんどの状況に対応できます。
Q6. グロー系は蓄光させる必要がありますか?
A. 推奨されます。投入前にライトで蓄光させると、深場や暗い状況での視認性が高まります。
Q7. 鉄ジグは鉛ジグより重いものを選ぶべきですか?
A. 必ずしもそうではありません。同じ水深でも、鉄は鉛より軽い入力で動くため、重すぎると扱いにくくなります。基準重量から±30gで調整するのがおすすめです。
Q8. 鉄ジグの寿命はどのくらいですか?
A. メンテナンス次第で数年間使用できます。塗装の耐久性が高いため、適切に管理すれば長期間使える投資になります。

